2008-06-01(Sun)

ザ・万歩計

「鹿男あをによし」「鴨川ホルモー」の著者万城目学氏の初エッセイ!「ザ・万歩計」

奇想天外な小説を書く人の頭の中をのぞいてみたい。
普段何を考えて生活しているのか??

「鴨川ホルモー」の誕生秘話的なことも書かれています。

また、豪快なじいちゃんのお話には思わず笑ってしまいました。
蛇を振り回すじいちゃん。でも孫には嫌われたくない・・・
そんな切ない爺心・・・

最近作家さんのエッセイを読むのが私の中で大流行中です。

エッセイってあたりはずれが大きいのだけど、万城目氏あなどれませんぞよ!




2008-04-28(Mon)

ジーン・ワルツ

海堂尊さんの小説「ジーン・ワルツ」

この小説も現在の医療体制、特に産婦人科医療、地域医療に関して鋭く切り込んでいる作品でした。

BOOKデータべーすより『桜宮市・東城大学医学部を卒業、東京・帝華大学に入局した32歳の美貌の産婦人科医、曾根崎理恵―人呼んで冷徹な魔女(クール・ウィッチ)。顕微鏡下人工授精のエキスパートである彼女のもとに、事情を抱えた五人の妊婦がおとずれる。一方、先輩の清川医師は理恵が代理母出産に手を染めたとの噂を聞きつけ、真相を追うが…。 』

妊娠ー出産。と当たり前に思えることも、実はとても大変な道のりがあり、人が生を受けるということが、奇跡に近いということを思い知らされる作品でした。

女性と男性、年齢、自分の置かれている状況によっても感じ方、とらえ方、が違う作品で、多くの問題を提起している小説だと思います。

本当に小説なのか?ドキュメンタリーなのか?

私は海堂尊さんの小説で一番すきな作品になりました。

どのお話も多くの問題を提起していますが、これはまさに今の日本の医療が抱える問題そのもので、現役医師が書きあげているだけあって、ものすごい説得力を感じました。

メディアでは取り上げられない問題。また、表面しか見えていない問題が少し深くまで見ることができます。

「後期高齢者医療制度」が大きく取り上げられていますが、医療制度自体の根本についてもわかりやす作品になっていると思います。



2008-02-29(Fri)

さくら

なんともせつないお話でした。

愛のあふれる家庭で、素敵な夫婦・・・かわいい子供・・・

でも、でも・・・

ってお話。

最後は胸が苦しくなっちゃいました。
とても、切ない、でも愛のあふれるお話です。

さくら(犬)のおしゃべりもかわいいです。




2008-02-27(Wed)

アヒルと鴨のコインロッカー

映画にもなった、伊坂幸太郎さんの小説です。

DVDを観る前に、一度本を読んでおこうと思って・・・

読み終わった後に、これがどんな風に映像化されたのだろうかと?かなりDVDへの期待が高まっております。

やはり、先に読んでおいてよかった。

お話は、大学進学と同時に一人暮らしを始めた少年が、引っ越し先の隣人に「一緒に本屋を襲わないか?」と誘われるところから始まります。

彼に与えられた役目は本屋の裏口に立って、ボブ・デュランの「風に吹かれて」を10回歌うこと。2回歌いおわる度に、裏口の扉を蹴ること。

そして、本屋を襲う目的は「広辞苑」を盗むこと。

不思議なお話ですが、さすがの伊坂ワールドでした。
一気に物語に引っ張りこまれます。

飽きることなく、最後まで読めて、しして、びっくりさせられます。

ぜひぜひ、これも一読あれ!

文庫本も出てますよ。




2008-02-22(Fri)

とりつくしま

東直子さんの「とりつくしま」を読みました。

涙、なみだでございました。

私が本を選ぶ基準は、売れてるか、誰かのお勧めか、好きな作家か・・・
が条件になるのですが、この本との出会いは運命的というか、まあお勧めといえばお勧めだったのですが。

「ともさかりえ」さんのブログに東直子さんが少し前に登場してまして・・・
そして、タイトルがなんとなく気になって読んでみたら・・・・

大ヒットでした。私の中のベスト3に入りました。本当にすてきなお話ですよ。

この世に未練があったり、自分の死を受け入れられない、死んでしまった人があの世の「とりつくしま係」の力でこの世のもの(生きているものはダメ。植物も×)をとりくつしまにして、この世に戻れるというもの。

例えば、母親を残して死んでしまった娘が、母親の補聴器をとりつくしまに選んだり、家族を残して死んでしまった父親が、リビングのマッサージチェアーをとりつくしまに選んだりして、その後の様子を見守ります。

もちろん、声も届かないし、残された人達にも気がついてもらえません。

そういうところで、さまざまなストーリーが紡がれていきます。



私が今死んでしまったら、なにをとりつくしまに選ぶだろうか?などと思いを巡らせながらしみじみと読み進めていきました。

久しぶりに、素敵な物語に出会ったような気がします。






プロフィール
  • Author:ななこ
  • 2人の男の子を育てるパワフルママ。時々ブルーになることもあるけど、なんとか毎日生きています。

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